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男女で意見が食い違う食事の後のお支払い。『おごり?』『割り勘?』は重要な問題です。
前にもチラッと触れたことがあるかもしれませんけど、若い女の子、時には若くない男の子からも、男女関係についての相談を受けることがよくあります。
私は全然恋愛上級者ではありませんが、なんとなく相談しやすいようです。
そんな私がよく受ける相談内容ランキング、第2位が、これ。
『食事のあとのお会計:女子はお財布を出すべきか、出さなくてもいいのか』問題。
初めてふたりで食事するときから、おつきあい初期段階くらいでの話です。
少し前にある年下男子に『この相談をよく受けるんだけど、どう思う?』と聞くと、
『えー? たまきちさんたち大人女子世代でもまだお財布問題ってあるんですか?』と驚かれました。
あるんです。
大人になってみると分かるけど、大人って買わなきゃいけないものもたくさんあるし、払わなきゃいけないお金も増えて、自由に使えるお金は限られているって人がほとんど。
私の統計だと、男子の4割は、割り勘派。特に、若ければ若いほど割り勘派が多い。
そして残り6割のうち、4割は『払うけど、とりあえず一回はお財布出して』と思っています。
でも、今まで私が、女友達や後輩と話してきたところ、女子の7~9割は、本音を言えば少なくとも最初の何回かは、男子にごちそうしてほしいと思っています。
好感度とか、友達の前で無意識に乗せてる自分のキャラを抜きにした話です。
食事の後のお会計問題。
それは普遍のテーマ。
そしてこれを聞かれたときの最近の私の答えは、『好きにすればいい』です。
逆?
逆は違うか。でも、これって人によってはけっこうゆずれない大問題なんじゃないかと思うのです。
私が『払ってほしい派』であり続ける理由。
はっきり言うと、私も払ってほしい派です。
ときどき、『つきあっているわけでもないのに?』という人がいますけど、むしろつきあっていたり、二人で会う機会が増えたら、なんとなくお互いその時のお財布事情も分かってくるし、『二人の予算内で楽しもう』っていう感覚も芽生えます。
でも、はじめの何回かは、やっぱりごちそうしてほしいと思います。
だってメイクやエステなんかは、そのデートがあってもなくても、自分がやりたければやると思う。
もしその日のために服を買ったとしても、それって、結局その時間を、自分がいい気分で楽しむため。
その必要経費を、たまたまそのときに一緒に出かけることになった人に請求するのは、軽めの当たり屋みたいなもん😭
自分も食べたんだから倫理的に、なんなら法的にも払うのが当たり前。
じゃあ、どうして払ってほしいのか?
これはもう私の場合、性癖と思ってもらっていいです。
性癖っていうとフェチ的なことと勘違いする人もいるかもしれないけど、性癖は個人の性質全般。
この場合そういう嗜好なんです。
なので理屈でどうこう変わるようなものではありません。
髪が長いよりかはショートヘアの女子が好きだという男子がいるように、
ムキムキの人より、線が細い男子に惹かれる女子がいるように、
食事の時に割り勘にする人より、さらっとごちそうしてくれる人のほうが良い!!
今どき?と言われるかもしれませんけど、やっぱり私の脳には、原始時代から脈々と続く、『生きるために必要なもの(食事)を用意してくれる男性への安心感』っていう感覚があるのかもしれません。
最近、原始時代に女性も狩りをしていたことを示す形跡が発見されたとかいうけど、いや、そんなことは知りません。
なら、子供の頃からのすりこみかも。
急に『今もう令和だよ。ジェンダーロール廃止!』って言われても、頭で理解するのと、そういう人に惹かれるかどうかは別問題。
自分、不器用ですから(from高倉健さん)🙋♀️
『女子は』というつもりはないけれど、私個人はそんなとこで『僕たち対等だよね』というスタンスの男子と、一歩たりとも食事の先にすすみたいとは思いません。
もちろん関係性だったり、状況によっては違います。
例えば
「○○にすごく美味しいオムライスのお店ができたらしいよー。」
「えー!行きたい」
「一緒に行こうよ?」
ならいいんです。
この場合、目的は『オムライスを食べること』。
たまたまそこに私も一緒に行く。
私も積極的にオムライスが食べたい。
50円まできっちり割り勘で大丈夫です。
でも。
「たまきちさんと一回ゆっくり話したいんです。空いてる日ないですか?」って言われて、初めて二人で食事をして、「じゃあ、5680円で」って言われたら、ちょっとモヤってする。
人によって大事なポイントはちがうので、『私はそこは気にならない』ってタイプなら、全然気にしなければいいんです。
でも、もし自分が、
『初デートなのにワリカンかぁ。なんかテンション下がる~』
とか
『最初から割り勘だと、お金を惜しまれてるような気がする』
とか
『自分も自分との時間も大事に扱われていない気がしてしかたがない』
って思うタイプなら、よっぽどのことがない限り、家に帰った後、その彼に好印象が残ることはない。
よっぽどのこと・・・例えば帰り道で頭上から大量の角材が落ちてきて、彼が身を挺してかばってくれて、そのあと捨て猫を保護していたりしたら話は別です。
でもそんな確率は低い。
だったら、ちゃんと『好きにすればいい』と思うんです。
『ごちそうしてほしい』は悪いこと?その罪悪感はいりません。
払ってほしい派の女子の中には、ちょっと罪悪感を感じている人もいますけど、そんなに自分を責めないで!!😭
だって払ってほしい派だけど、別にお金を払いたくないわけでも、得したいわけでもないんだから。
食事代は払ってほしいけど、後日お礼のプレゼントを渡したりするのは大好き。
それが男子からしたらしょうもないもので、そんなんくれるくらいなら、きっちり最初から割り勘にしてほしいってところかもしれませんけど、それならそういう女子を選べばいい。
アンマッチは就職だけじゃなくて、男女間でも不幸です。
ましてや、食事を1回ごちそうになっただけで、『あの子は僕を財布扱いしている』と思うような、自分に自信のない男子に、頼りがいを求めるタイプの女子が惹かれ続けるはずはありません。
だいたい大人女子と一緒に食事に行くのは大人男子(っていうか若者から見たら立派なオジサン)。
いくらお酒が入っていても、最初から自信のなさを出してくる大人男子に惹かれることがあるでしょうか?
いいえ、ありません!(←突然の反語表現)
圧倒的に好感度の低い『払ってほしい派』は、むしろ一緒にいて楽な女子。
普通に考えて、好感を持っている人が、自分のために頑張ってごちそうしてくれようとしているのなら、その気持ちは単純にうれしい。
でも一定数の女子は『悪いから割り勘でいいよー』じゃなくて、『割り勘(のほう)がいい』と言います。
そういう女子を見て、男子がのんきに『なんていい子なんだぁ』と思っていたら、のんきでいられるのは一瞬かも。
バシッと『借りを作りたくありません。私たち、対等ですから』と言われます。
食事のお支払いよりも、もっと重めの『対等』を求められ続ける覚悟も必要です😱
一方『払ってほしい派』の多くは、無意識に男子を立てるタイプ。
基本的には無駄に相手の自尊心を傷つけるようなことはしません。
無理しているわけじゃなくてそのほうが自分も居心地がいいことを知っています。
『狩りをしてくるオス(=食事を用意してくれる男子)』に対して、感謝の気持ちをもっているため、終始笑顔で、楽しく過ごすことに前向きです。
『狩り(=仕事)がどんなに大変だったか』を長尺で話して、時には愚痴になっても「うん、うん、それは大変だったねー」と聞く人材が多く、求められていないタイミングで対等なアドバイスを突然繰り出すような女子はあまりいません。
そしてもちろん『払ってほしい派』は、歩くときも無意識に後ろ気味。
私は、いつもちょっと後ろを歩くため、昔大好きな人に「絶対お店のドア、自分で開けないよね」と言われて、「それは大変申し訳なかったけれど、それにはこういう理由があります」と説明したことがあるくらいです。
毎回ドアを開けるのは確かにめんどうだったかもしれません。
お礼に渡したお洒落なお菓子は、まったくお腹の足しにはならなかったかもしれません。
お土産に買ってきたネズミ柄のネクタイはしていく場所がなかったかもしれません。
ただ私的には男子には、それもこれも受け入れてくれる度量の広さを持ってほしいと思ってやみません💁♀️