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路地裏の日本料理店。隠れ家のような割烹料理のお店に伺いました。
仕事を終えて浜松へ。この日は仕事が終わるのが待ち遠しかった。
なぜなら、ご褒美ディナーが待っているからです。
でも、ちょっと不安もありました。今回は初めて訪れるお店。
SNSにも少しだけ情報は載っていたけれど、詳しいことはわかりません。
連れて行っていただいたお店の場所は、土地勘がないと通り過ぎてしまうような細い路地の奥でした。
でも、初めてっていいですね。ドキドキします。
あ、ありました!(写真がなくてごめんなさい)
暖簾をくぐります。
今回のご褒美テーマは「人がつくってくれたごはんが食べたい!」
例えばお祝いごとやご褒美で、『何食べたい?』って聞かれたとき、私がわりとよく言うのは『人が作ったものが食べたい』です。
『いつも自分でバタバタと作っているから、たまには誰かが作ってくれたものを食べたいなー』って意味ではないんです。
そういう時もちろんあるんですけど。
限られた時間の中でお出かけして食べたいのは、クックパッドを見るだけじゃどんなに頑張っても作れないもの。
本業が別にあるバイトリーダーじゃ作れないもの(バイトリーダーがすごいのは知っているけど、今日はごめん!)。
大人になって思うのは、特別な時には、お料理のプロが『仕事』をしたものが食べたいなーってことです。
長い時間をかけて、修行だったり、勉強だったり、研究だったりをしてくれた方が丁寧に仕事をしてくれたお料理をいただくと、
美味しいのはもちろんですけど、ものすごーく贅沢をさせていただいている気持ちになります。
先日、そんな私の欲望を満たしてくれたのが、浜松の『お酒肴菜つちや』さんです。
そのお料理がこちらでございます。
ご主人と女将さんの二人で営まれているこじんまりとしたお店。
今回はカウンターで大人時間を楽しませていただきます。新型コロナの影響もあるのかもしれませんが、事前予約が必要でコース料理(5,000円~)のみ。
正直あんまりにぎやかなお店はちょっと苦手だし・・・落ち着いていて好きな雰囲気です。
一杯目はご主人おすすめの「残草蓬莱」。すっきりした日本酒で肴を味わう。
今回、気分は和食。そして目の前に出てくる丁寧な料理。
これはもう日本酒しかありません。
どんな日本酒を飲もうかなと思っているとご主人からおすすめが。
「最初はすっきりした柑橘系とか、いかがですか。おもしろいお酒がありますよ。」
いただきます!
ラベルのグリーンからしてすっきりした感じだったし、ほろ酔いしたい1杯目にはまさにいいお酒でした。
神奈川県のお酒ってあまり知らなかったけど、初めて訪れたお店でいつもと違うお酒を飲むっていいな。
お刺身も美味しいうえに美しかったし。ナマコはほどよい噛み応えとちょうど良い酸味。
そしてなんといっても、二十日間熟成させたという金目鯛。
まって。泣けるらいに美味しいんですけど。
旨味がぎゅーーーーっと凝縮されてる!!
ずっと味わっていたい・・・。
美味しすぎて、日本酒がすすんでしまいます。
二杯目の日本酒は個性的な名前の「一生青春」。これも美味しい!
「何か気になるお酒はありますか?」と聞かれて、こちらに案内してくれた方が選んだのが、カウンターでひときわ目立っていた「一生青春」。
うわっ。選びそう~(←失礼か?笑)。
というわけで、せっかくなので私も、福島県の日本酒「一生青春」をいただきました。
初めて出会った「一生青春」。名前からしてパンチの聞いた味がくるかと思ったのですが、意外にもフルーティーな日本酒。
ますます料理が美味しい。
つぎに出していただいたのが、だし巻き卵に蟹の焼売。
スタンダードな料理なのにきめ細やか。
幸せー。
食べたかった『人がつくってくれたお料理』です。
日本料理店の〆にまさかの展開。まさにコラーゲンたっぷりのスッポンキーマカレーが登場!
最後にまた、驚かされました。
そろそろ締めですね、なんて思っていたら今までと少し違う雰囲気。
心なしかご主人な何か企んでいるようにも見えます。
そして出てきたのがこちら!
そう、日本酒と日本酒に合う肴を味わってきた日本料理店で締めに出てきたのがカレーです。
しかも!
コラーゲンたっぷりでプルプルの「スッポンキーマカレー」。
コラーゲン‼ ご主人、このblogの存在を知っていた?? って、そんなわけないか。
でもスッポンはコラーゲンを構成するアミノ酸のなかでも、身体の中でつくることができない、つまり食事からしか接種できない必須アミノ酸がとっても豊富にふくまれているスーパータンパク質!
美味しいお酒を飲んで、美味しいものを食べた上に、明日の朝は、お肌プルプルかも~~。
大人って最高‼
和のカレーですから、スパイシーというよりは落ち着いた味。
ちょっと時間がたつと、カレーがプルプルしてくることからも、コラーゲンたっぷりなのがよーく分かりました。
路地を入ってたどり着く小さなお店がいい。
『お酒肴菜つちや』さんは、かなり入るのを躊躇うような小路にあるちょっと入りにくいお店。
まるで隠れ家のようですが、一見さんお断りな雰囲気はなく、とても気さくで話しやすい女将さんとご主人。
正直「なぜ?ここで?」「ご主人、粋な雰囲気だけど、駆け落ちか何か?」と妄想が膨らみましたが、聞けるはずもなく、「秘密にしておきたくなるお店ですよね」なんていう話をしました。
すると女将さんが笑いながら「みなさん、そういうんですよ~。でも、それじゃあうちつぶれちゃう」って言うので、泣く泣く紹介します。
実はこのお店、LINEからメッセージを送って、ちゃんとコースを予約ができました。
『お酒肴菜つちや』で調べてみてください。事前の予約を忘れずに。
手作りのやさしい料理でおもてなししてくれますから、ぜひ大切な人と大人時間を楽しんでください。