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『竹翁堂』さんの店内で、夏の短い期間だけ食べられるかき氷。
静岡市清水区に私がこよなく愛する和菓子屋さんがあります。
それが静岡鉄道(静鉄)入江岡駅から徒歩約5分の『竹翁堂(ちくおうどう)』さんです。
子供のころ、この近くにあった祖父の家に入りびたっていた私は、昔からこちらのお店の和菓子をよく食べていました。
ちょっとしたおやつにお手頃価格(1個60円~)のお饅頭を買ったり、最近だとお土産に、一枚流しの羊羹を買ったり・・・。
ショーケースの中に並ぶ季節ごとの美しくて可愛らしい生菓子を見るのはいつも一番の楽しみです。
そんな竹翁堂さんでは、夏の短い間だけ店内でかき氷をたべることができます。
しかも!
メニューに、他ではなかなか食べられない大人のかき氷があるんです🥰
たまきちお気に入りの清水区入江商店街にある和菓子店です。
竹翁堂さんの創業は1947年。さくらももこさんの『ちびまる子ちゃん』の舞台にもなった、清水区入江にあります。
さくらももこさんの描いたオリジナルイラストで包装されたお菓子もあるんです。
竹翁堂さんのある通りは、入江商店街。
アニメの中でもたびたび登場する駄菓子屋さんのモデルになったお店のすぐ近くです。
ちなみにこの駄菓子屋さんのモデルとなったお店は、今はもうありませんけど、近所の子供たちの間で『バーバーチ』と言われていました。
私の祖父が、その由来は『ババァがやっているからだ』と、恐ろしいことを言っていましたけど、本当かどうかは謎です。
それはともかく竹翁堂さんは、2008年に改装されて、老舗の雰囲気はそのままにおしゃれな外観と店内に変わりました。
奥に長い鰻の寝床的な作りが、私的にはこのあたりの昔ながらのお店という感じで、愛おしい。
今は3代目の方がお菓子をつくっているそうですけど、店頭にだいたい、いつもいるのはとってもやさしいおばちゃん。
おばちゃんに和菓子のことを教えてもらうのも楽しみの一つです。
富士山の氷に静岡の銘酒『磯自慢』がかかったかき氷。その味は?
竹翁堂さんでかき氷が食べられるとお伝えしましたけど、食べられる期間は7月~8月の間のわずかな期間。
なぜなら富士山の氷を使っているからです。
おばちゃんによると、竹翁堂さんのかき氷は、その氷が手に入る時期だけの限定ということです。
そして、今年のかき氷メニューがこちら。
あ、気づいちゃいますよね?
先日、焼津のお寿司屋さんでも堪能した磯自慢。日本酒好きの方なら知っている静岡を代表する銘酒です。
もちろん『磯自慢のかき氷』をオーダー(っていうかおばちゃんに、『磯自慢ね?』と言われていた笑)。
見た目はただの白(笑)!
でも、それが逆に映えるというか、もはや引き算の美学。洗練されているとまで思うのは私だけ?
ひと口食べると、磯自慢のフルーティで丸みのある香りが広がります。
酸味やクセはないけど、ほどよいみぞれの甘さとともにしっかり日本酒。
美味しいー!!
もちろん日本酒ですから、酔います。
とっても大人なかき氷です。
氷は細かーいというわけではありませんけど、富士山の氷というだけあって、食べても私的には頭がキーーンとすることはなく、最後まで美味しくいただけました。
それからお酒が苦手な方におすすめしたいのがこちら。
お茶会で使われる上質な抹茶がたっぷりかかった贅沢な宇治金時です。
和菓子店で食べる宇治金時は特別感もあるし、とても美味しいのでおすすめです。
そしてもちろんですけど、竹翁堂さんにはかき氷以外にも美味しくてきれいなお菓子がたくさんあります。
四季折々の和菓子で、見た目でも私を楽しませてくれます。
誰にも頼まれていませんけど、これからもいろいろ紹介していきたいと思っています。
★お気に入りのお店
竹翁堂(ちくおうどう)
- 所在地:静岡市清水区入江2丁目1-8
- アクセス:静岡鉄道入江岡駅から徒歩約5分
- 駐車場:店舗入口に2台
- 営業時間:9時~18時
- 定休日:水曜日(かき氷は不定期にお休みする日があるそうです)